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Yes, I can.を躊躇なく言えるマインド



Hi, everyone! 今日は、"Can you 〇〇?"とたずねられた時、躊躇なく"Yes, I can."と言える方法をお伝えしたいと思います。

目次

日本人のマインド

実は私、ピアノが上手いんですよ。

さて、みなさん。今どんな気持ちがしましたか? 
「自分から上手いって言うからには、相当うまいんだろうな。
でも、どんなにうまくても自分から言うなんて、自慢気でうっとうしいな。」
と思いませんでしたか。

そう、日本では何か人よりも秀でていることがあっても、

「私〇〇ができます。」
「私〇〇がうまいです。」

ということは、自慢していると思われる可能性が高いので、自ら言うことはめったにありません。

たとえ

「〇〇できますか。」

と聞かれるても、できる人の中でもできる人なら

「まあ、多少は・・・。」
「それほどでもないです。」
「たしなむ程度です。」

と言うでしょうし、できる人の中ではできない方であれば、謙虚に

「いえ、できませんよ。」

と言い切る人もいるでしょう。

西欧人のマインド

それでは、アメリカやヨーロッパではどうでしょう。

”Can you play the piano?"

と訊ねられたとき、通常、できる人は

"Yes, I can."

と答えるでしょうし、できない人は

"No, I can't."

と答えるでしょう。自分をダウングレードして言うことはしません。

反対に、できるのに、”No, I can't." と答えると、それは謙遜したのではなく、嘘をついたことになってしまいます。

”No, I can't." と答えたあとに、上手にピアノを弾いている姿を見せようものなら、相手は
「あの人、できないって言ってたのに、あんなに上手にできるじゃん。私、うそつかれた!怒」
なんて思われてしまう危険性さえあります。

そう、西欧社会、特にアメリカにおいては、真実を言うことが正しく、嘘をつくのは罪だという考えがあるのです。さらに、自分に自信を持つことや自身を愛して大切にすることが美徳とされています。

”Yes, I can.” の壁の高さは半端ない?

よしわかった、と。そのような文化や考え方の違いがあるなら、嘘をつかないようにしよう!ときっと思われたはず。だけどこれ、簡単なようで結構むずかしいんです。

私はレッスンで、こどもたちにcanを使ったフレーズを教えているときに、

"Can you play the piano?"や"Can you play soccer?"

などと聞くと、できない子はシンプルに

"No, I can't."

と答えるのですが、できる子はもじもじと言いずらそうにするのです。再度わたしが、

"Yes? No?"

と訊ねると、

”Yes."

と答えるので、

”Yes, I can?"

ともう一度全文言わせようとすると、またもじもじ。

こどもたち、英語はわかっているんですよ。でも、「はい、できます。」なんて答えたら、自慢してるようでイヤだな、という気持ちが働いてしまうんですよね。

こどもでさえ、"Yes, I can."の壁はこんなにも高いのだから、大人ならなおさらです。

私のマインド

それじゃあ、あなたは ”Yes, I can.” を言うのはむずかしくないの? そう思われますよね。

私は、幼いころから海外へ行ったり外国の人と触れ合う機会が多かったので、実は躊躇なく"Yes, I can."が言えてしまいます(笑) 

ですが、よくよく考えてみると、わたしなりにマインドの落としどころ、つまりそういう答え方でいいんだと自分自身納得させるポイントがあるように思いますので、今回はそれをシェアしようと思います。

納得ポイント その1

私自身が西欧社会に行ったときは、または国内においても西欧出身の人に英語で話すときは、Can you~?と訊ねられたときに、少しでもできるならYesと言うようにしています。

ただ、私の答え方はちょっと特殊です。単純に"Yes, I can."と言うのではなく、たいていの場合、

"Well, I think I can."

という風に言っています。日本語訳にすると、

「そうねぇ、できる方かな。」

という感じでしょうか。これだったら、日本で同じ質問をされたときにこのように答えても、そんなに嫌な感じには聞こえないでしょう。

つまり、日本でも鼻につかない程度の言い方を英語にして答えることによって、自分の気持ちにバランスを取っているのだと思います。

納得ポイント その2

また、ともだち同士でざっくばらんに話をしている時などは、言葉に飾りつけなどせずにストレートに

"Yes, I can."

と答えることもあります。でも、私がストレートに"Yes, I can."と言うときは、心の中で

「私それに関してはできるから、なにかお手伝いできることがあったら言ってね。」

と思いながら”Yes, I can."と言っている気がします。これも、こうやって心のバランスを取っているのだと思います。

みなさんにおすすめの解決策

これ、きっとみなさんにも使えるんじゃないでしょうか? 

いくら「文化や考え方の違いを理解したから、できる時はYesと言わなきゃ」と思っても、日本でずっと謙虚な心を育てられてきたのだから、なんだか

"Yes, I can."

と胸をはって言えず、たとえがんばって言ったとしても、そう言った後でなんとなく照れちゃうような、相手に申し訳ないような気持ちなっちゃうと思います。

そんな時は、

*”Well, I think I can." ”Yes, a little."のように、言い方を工夫する

*「なにかお手伝いできることがあったら言ってね」と心の中で思いながら言う

という方法で、心のバランスを取ってあげてください。これで、みなさんもきっと、躊躇なく言えるようになると思います。ぜひお試しくださいね。

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