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ビジネスマン必見!英作文に役立つアプリGrammarly

Hi, everyone!



毎日英語と格闘しているビジネスマンのみなさん、自分の英文を手軽にチェックできるアプリがあったらいいなー、なんて思っていませんか?

海外から来るメールの返信をするとき、一応書いてみたけど自信がない。同じ部署の英語が得意な〇〇さんにお願いすれば、きっとチェックしてくれるだろうけど、毎回お願いするわけにもいかない。これをささっと気軽にチェックできればな~(切実!)

 

はい!今日は、きっとそんなあなたの助けになるアプリをご紹介したいと思います。私が知っている中で、はじめて「これは使える!」と感動させられたアプリです。私の知っている限りのことを、英会話講師目線でお伝えしますので、ぜひ最後までおつきあいください。

目次

1.Grammarlyについて

Grammarlyの概要

実は、こちらのアプリ、英語学習者のために開発されたわけでなく、英語が母国語の人向けに開発されたということです。したがって、単なるスペルチェックや文法チェックだけでなく、それ以上の機能を兼ね備えています。Grammarly for WindowsというアプリをPCにインストールすることもできますし、インターネットブラウザーにChromeを使っているなら、拡張機能としてインストールすることもできます。私は拡張機能として便利に使っています。

Grammarlyがおすすめな人

私は、今回は英文を頻繁に書いているビジネスマン向けに、こちらのブログを書きますが、実際は、ほかにも

 *プレゼンが必要な営業マン
 *正式な文書を書く必要のある営業幹部
 *プロの翻訳者
 *英語でレポートを書く学生
 *資格などでライティングのスキルを上達させたい学生
 *生徒のライティングを添削する英語の先生
 *Twitterなどで海外のともだちと連絡している人

などなど、幅広い対象者におすすめできると思います。


2.Grammarlyの便利なところ

細かな文法を確実にチェックしてくれる

私は英会話講師をやっており、長年の生徒たちのライティングを見てきている経験からしますと、日本人の文法の弱さは主に5つあります。

1.a または the, one'sのつけ忘れ
2.複数のs(es, iesなど)のつけ忘れ
3.三単現のsのつけ忘れ(特に副詞の後の動詞)
4.現在進行形の時などのbe動詞の入れ忘れ
5.単純なスペルミス

1~4番に関しては、いやいや、そんな簡単なミスはしないでしょう、と思われる人もいるかもしれません。しかし、経験上、高校生や大人でTOEIC600程度の人でも、だいたいどこかしらにつけ忘れ・入れ忘れが発生してしまうことを、見てきています。

Grammarlyがどこまでやってくれるのかと、私はわざと複数の間違いのある作文にチェックをかけましたが、Grammarlyはその間違いをひとつも逃すことなく指摘してくれました。すばらしい!

言い回しや表現もチェック&提案してくれる

また、もう少し、中級者・上級者になってきてもおかしてしまうのが、以下の3つの間違い。

1.同じ単語や表現方法を連続使用する
2.文が説明口調で長すぎる
3.接続詞を多用しすぎる

これもまた、わざと複数回同じ単語や表現方法の入った作文で試してみたのですが、きちんとチェックしてくれ、代替案も提示してくれました。ドキュメント作成ソフトに付属している校正機能をかけただけでは、こうはいきませんね。

英文の使用先に合わせてチェックしてくれる

さらにさらに、このGrammarlyのすばらしいところは、その文章が誰に当てて書かれているかによって、適切なライティングスタイルまで提案してくれるということです。SNSに投稿するつもりの、カジュアルでポップな文章と、学会で発表するための文章、はたまた、クライアント送る謝罪文やお祝い状、これらがすべて同じ文調では、おかしいですね。Grammarlyは、そこも加味してくれます。特にこの部分が、ネイティブの人たちに受けているのではないかと、推測します。


3.Grammarlyにはできないこと・不便なところ

それでは、すべてをGrammarlyにまかせておけばいいのか?となると、そうはいきません。Grammarlyはアルゴリズムによって機能しているため、文の中身をわかって添削してくれているわけではなさそうです。そのため、残念ながら、以下の部分までは、Grammarlyはチェックできません。

作文構成まではチェックできない

日本人がおかしがちな問題として、自分の意見を最後まで言わないということがあります。理由をたらたらと書いて、最後の最後に自分の意見を書いてしまうという問題です。Grammarlyが「まずは自分の意見を書き、次に理由を書いた方がいいよ」なんて提示してくれたら、とてもありがたいのですが、残念ながらここまではチェックしてもらえません。

また、自分の意見を論理的に説明されていなかったり、論理が飛躍してしまっていたり、論点がずれていても、Grammarlyは指摘してくれません。

話の中身はチェックできない

例えば、この作文 ↑
一番最初に「私はオレンジよりもリンゴが好きです」と言っていて、2つ理由をのべ、そのあとに、なんと、「よって、私はリンゴよりもオレンジが好きです」とまったく反対の意見を書いてみました。しかし、こんな大きなミスをおかしていても、文法的に正しい英語で書かれているため、添削は素通りしてしまっています。つまり、Grammarlyは中身を見ていなく、英文を見ているのです。

やっぱり、有料・・・

さらに、Grammarlyは基本有料です。いえ、無料版もあるのですよ。しかし、無料版であれば、ドキュメント作成ソフトに付属している添削機能と同レベルなので、あまりおすすめできません。


4.使ってみた総合的な感想とおすすめの対象者

ここまで英会話講師目線で、Grammarlyの良い点も悪い点も説明してきましたが、いかがでしたか。少しはわかってもらえたでしょうか。

私は生徒のライティングを添削する機会が多いので、Grammarlyを使い始めてから、添削にかかる時間が減って、助かっています。一度使い始めると、もうこれは継続せざるを得ない状況です。ですから、これで助かる人はたくさんいるはずだ、と思ってこのブログを書いた次第です。

このアプリが英語学習者さんにおすすめできるかというと、中高生や初級レベルの学習者さんには、ちょっと難しいかもしれません。基本的にはとても有効なアプリだとは思うのですが、このアプリがすべて英語であることと、構成や話の中身をチェックしてくれないことを考えると、使いずらい部分があると思います。このような場合は、おそらくWordに付属している校正機能で十分ではないかと思います。中級者・上級者さんなら、おそらく英語上達のためのアイテムになってくれると思います。

そして、やはり一番おすすめできるのは、英文を頻繁に書くビジネスマンの方ですね。ビジネスマンの方々なら、このアプリは相当強力な武器になると思われます。なお、Grammarlyは個人での申し込みと、ビジネスとしての申し込みがあり、もし部署全体が英文を頻繁に書くようであれば、部署にこのGrammarlyの良さを紹介して、部署で申し込んでもらうって手もアリだと思います。そうすれば、自分で支払う必要がありませんから(笑)

このブログが、日頃がんばっているビジネスマンの方々の助けになりますように。^^

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