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GrammarlyとChat GPT3.5などを比較してみた!
Hi, everyone! Julie先生です。
みなさんは、英語で日記を書いみたものの、自分が書いた英文が正しいのか不安になったことはありませんか?また、英語でメールを書くお仕事をしている方は、文法やスペルが正しいか心配になることもあるかもしれません。
今回は、文書作成に手間がかかる方や、自分で書いた文章の校正をしてもらえる環境にない方に向けて、Microsoft Word、Grammarly、Chat GPT3.5という3つのツールの紹介と比較を行いました。この記事を読んで、ぜひお役立てくださいね!
それではまず、Microsoft WordとGrammarlyとChat GPT 3.5、それぞれの機能を紹介します。
Microsoft Wordは、世界中で最も広く使用されている文書作成ソフトです。文書作成に必要な機能が充実しており、スペルチェック機能や単語数カウント機能もついています。
今回はスペルチェックの精度を検証していきます。
Grammarlyは、以前こちらのブログでも紹介しましたが、人工知能を活用した英作文添削のWebツールです。スペルや文法のチェックはもちろんのこと、有料版を利用すれば、文の流れや構成までも校正してくれます。ビジネス文書や学術論文など、使用目的に合わせた専門分野の添削も可能です。
Grammarlyに関しては、以前にもブログに詳しく載せていますので、よろしかったらこちらも読んでみてください。↓
Chat GPT 3.5、現在大人気のAI使用Webツールで、わからないことを対話形式で教えてくれます。英語に関して言えば、「英語のリスニング力はどうやって上達させられますか。」「英語の仮定法とはどういうものですか。」などと尋ねることができます。英文添削は得意分野となります。
今回は、スペリングと文法に誤りがあり、理屈に無理があり、さらに主張が一貫していない作文を用意しました。
************************************
問題:
春夏秋冬の4つの季節の中で、どの季節が一番好きですか。理由を2つ含めて、自分の意見を70単語以内で書きなさい。
答え:
I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beutiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.
************************************
①
スペルミス
・springe (正 spring)
・beutiful (正 beautiful)
②
文法の誤り
・two reason (正 two reasons)
・I can a lot of flowers (動詞の欠落)
単数複数の誤りは非常に多くの人に見られる間違いですし、助動詞の後に動詞を忘れるのも初級者には多い間違いです。また、厳密に言えば、
・But ~
もあまり良くないです。というのも、but、and、so、becauseなどは、文頭に持ってくることは絶対にダメではありませんが、あまり良くないことなので、通常、2つの文を間に位置します。
③
理屈に無理がある
・Second, I can eat ice cream in springe.
これは、理由としては弱いです。アイスクリームはいつの季節にも食べることができますからね。
④
主張が一貫していない
・But I also like summer,
春が好きと言っておきながら、夏も好きと言っているので、主張が一貫しておらず、読者を混乱させますね。夏の部分不要な部分となります。
ということで、この4つの誤りを気づけるのか、そして正しいまたはより良い表現の提案をしてくれるのか、検証していきましょう!
まずは、Microsoft Wordを見ていきます。
「校閲」内の「スペルチェックと文章校正」をクリックすると、文章が上からチェックされます。さっそくbeutifulが引っかかりました。
実際の画面は↑こんな感じです。右側に修正候補の一覧が出てくるので、beautifulをクリックすると、自動で修正してくれました。
しかし、Microsoft Wordで引っかかったのは、その一か所のみ。単数複数の問題があるreasonくらいは文法的に引っかかるかと思っていましたが、残念ながらスルーされてしまいました。
ということで、修正後は以下のとおり。赤の部分が修正されたところ、下線の部分は修正されなかったところです。
I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beautiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.
それでは、Grammarlyに行ってみましょう!今回はGrammarlyの無料版ではなく有料版を使用して検証していきます。
校正をかけてみた実際の画像はこちら↓↓↓
Grammarlyは、日本語が使えず英語だけのため、中級者以上にしか使えないのが残念なところではありますが、そうは言っても、さすがは文書校正専門ツール。スペルミスと文法の誤りを、ワンクリックですべて修正できました。ひとつひとつ丁寧に修正していきたければ、そうすることもできます。
さらに、
話の流れが良くないということで、ThereforeをSo thereforeに修正する提案もしてくれました。ここまで修正するのに、わずかクリック2回。本当にすばらしいですね!
なお、So thereforeに修正した後に、さらにthreforeの前にカンマを付けた方がいいという提案もありましたので、その修正をしたところ、最終的に出来上がった文章は以下のとおり。赤の部分が修正されたところ、下線の部分は修正されなかったところです。
I like spring the best. I have two reasons. First, I can see a lot of flowers here and there. They are beautiful. Second, I can eat ice cream in spring. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. So, therefore, I like spring the best.
スペリングと文法のミスを修正するのは、スピードと言い、修正のしやすさと言い、すばらしいの一言!文章の流れまで見てくれ、より良い表現を提案してくれました。
ただし、理屈に無理がある部分や、主張が一貫していない部分は、スルーされてしまいました。これはなぜかというと、Grammalyは内容を見ているわけではなく、文そのものを見ているからです。よって、上手な文章を書くための添削はできますが、内容が理論的に合っているか、話の筋が通っているかなどは確認することができないのです。
それでは、期待を持って、Chat GPT 3.5に行ってみましょう。
Chat GPTにはこのように質問をなげかけました。
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あなたは英語の先生です。生徒に対して、以下の問題を出しました。
問題:
「春夏秋冬の4つの季節の中で、どの季節が一番好きですか。理由を2つ含めて、自分の意見を70単語以内で書きなさい。」
それに対し、生徒は以下の文を書いてきました。
“I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beutiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.”
この文を添削してください。
********************
それに対しての答えはこの通りでした。
なんとすばらしい!スペルミス、文法ミスだけでなく、主張の一貫性がない点まで指摘してくれました。しかし、修正後の文章ですと、32単語で少し短すぎますね。そこで、
「修正後の文章だと、32単語で少し短すぎます。70単語程度にするために、少し内容を膨らませて生徒に提案してくれませんか?」
と再度問いかけたところ、驚愕の答えが!
完璧すぎませんか?内容を上手に膨らませてくれ、さらに、春との関連が弱いice creamのくだりを、「春の温かい日差しの中でいろんな味のアイスクリームを食べるのが好きだ」と、しっかり春に関連付けてきました。おみごとです。
それでは検証の結果を発表します!
英会話講師として、英会話講師として、私が生徒さんに一番使い勝手の良いツールとしておすすめするのは、断然Chat GPTです。
2023年4月現在は、Chat GPT 3.5が無料で利用できるので、ありがたいですね。ただし、今回の検証結果はこのような形で出ましたが、Chat GPTは癖があるため、聞き方のコツをつかんでいないと、こちらが求めているものを答えてくれるとは限りません。聞き方のコツを知りたい方は、おそらくすでの多くの方がサイトに書いていらっしゃると思いますので、「Chat GPT」「プロンプト」で調べてみてください。いろんなコツを知ることができると思います。
また、Grammarlyが使えないかというと、そういうわけでもなく、Chat GPTよりもGrammarlyの方が上手く校正してくれる時があるのも事実です。私は英会話講師として生徒さんたちの作文や論文を添削することがありますが、その際にはChat GPTにかけた後に、Grammarlyを使っています。英語表現としては、Grammarlyの方が気に入ることが多いからです。
とは言え、生徒さんがどれかひとつ選ぶとしたら、やはりChat GPTをおすすめします。
それでは、今回の記事がみなさまの役に立ちますように。
See you !
みなさんは、英語で日記を書いみたものの、自分が書いた英文が正しいのか不安になったことはありませんか?また、英語でメールを書くお仕事をしている方は、文法やスペルが正しいか心配になることもあるかもしれません。
今回は、文書作成に手間がかかる方や、自分で書いた文章の校正をしてもらえる環境にない方に向けて、Microsoft Word、Grammarly、Chat GPT3.5という3つのツールの紹介と比較を行いました。この記事を読んで、ぜひお役立てくださいね!
<文書作成・校正に役立つ3つのツールの紹介>
それではまず、Microsoft WordとGrammarlyとChat GPT 3.5、それぞれの機能を紹介します。
1.Microsoft Wordとは
Microsoft Wordは、世界中で最も広く使用されている文書作成ソフトです。文書作成に必要な機能が充実しており、スペルチェック機能や単語数カウント機能もついています。
今回はスペルチェックの精度を検証していきます。
2.Grammarlyとは
Grammarlyは、以前こちらのブログでも紹介しましたが、人工知能を活用した英作文添削のWebツールです。スペルや文法のチェックはもちろんのこと、有料版を利用すれば、文の流れや構成までも校正してくれます。ビジネス文書や学術論文など、使用目的に合わせた専門分野の添削も可能です。
Grammarlyに関しては、以前にもブログに詳しく載せていますので、よろしかったらこちらも読んでみてください。↓
ビジネスマン必見!英作文に役立つアプリGrammarly
3.Chat GPT 3.5とは
Chat GPT 3.5、現在大人気のAI使用Webツールで、わからないことを対話形式で教えてくれます。英語に関して言えば、「英語のリスニング力はどうやって上達させられますか。」「英語の仮定法とはどういうものですか。」などと尋ねることができます。英文添削は得意分野となります。
<3つのツールの比較>
今回は、スペリングと文法に誤りがあり、理屈に無理があり、さらに主張が一貫していない作文を用意しました。
************************************
問題:
春夏秋冬の4つの季節の中で、どの季節が一番好きですか。理由を2つ含めて、自分の意見を70単語以内で書きなさい。
答え:
I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beutiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.
************************************
①
スペルミス
・springe (正 spring)
・beutiful (正 beautiful)
②
文法の誤り
・two reason (正 two reasons)
・I can a lot of flowers (動詞の欠落)
単数複数の誤りは非常に多くの人に見られる間違いですし、助動詞の後に動詞を忘れるのも初級者には多い間違いです。また、厳密に言えば、
・But ~
もあまり良くないです。というのも、but、and、so、becauseなどは、文頭に持ってくることは絶対にダメではありませんが、あまり良くないことなので、通常、2つの文を間に位置します。
③
理屈に無理がある
・Second, I can eat ice cream in springe.
これは、理由としては弱いです。アイスクリームはいつの季節にも食べることができますからね。
④
主張が一貫していない
・But I also like summer,
春が好きと言っておきながら、夏も好きと言っているので、主張が一貫しておらず、読者を混乱させますね。夏の部分不要な部分となります。
ということで、この4つの誤りを気づけるのか、そして正しいまたはより良い表現の提案をしてくれるのか、検証していきましょう!
1.Microsoft Wordの場合
まずは、Microsoft Wordを見ていきます。
「校閲」内の「スペルチェックと文章校正」をクリックすると、文章が上からチェックされます。さっそくbeutifulが引っかかりました。
実際の画面は↑こんな感じです。右側に修正候補の一覧が出てくるので、beautifulをクリックすると、自動で修正してくれました。
しかし、Microsoft Wordで引っかかったのは、その一か所のみ。単数複数の問題があるreasonくらいは文法的に引っかかるかと思っていましたが、残念ながらスルーされてしまいました。
ということで、修正後は以下のとおり。赤の部分が修正されたところ、下線の部分は修正されなかったところです。
I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beautiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.
2.Grammarly(有料版)の場合
それでは、Grammarlyに行ってみましょう!今回はGrammarlyの無料版ではなく有料版を使用して検証していきます。
校正をかけてみた実際の画像はこちら↓↓↓
Grammarlyは、日本語が使えず英語だけのため、中級者以上にしか使えないのが残念なところではありますが、そうは言っても、さすがは文書校正専門ツール。スペルミスと文法の誤りを、ワンクリックですべて修正できました。ひとつひとつ丁寧に修正していきたければ、そうすることもできます。
さらに、
話の流れが良くないということで、ThereforeをSo thereforeに修正する提案もしてくれました。ここまで修正するのに、わずかクリック2回。本当にすばらしいですね!
なお、So thereforeに修正した後に、さらにthreforeの前にカンマを付けた方がいいという提案もありましたので、その修正をしたところ、最終的に出来上がった文章は以下のとおり。赤の部分が修正されたところ、下線の部分は修正されなかったところです。
I like spring the best. I have two reasons. First, I can see a lot of flowers here and there. They are beautiful. Second, I can eat ice cream in spring. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. So, therefore, I like spring the best.
スペリングと文法のミスを修正するのは、スピードと言い、修正のしやすさと言い、すばらしいの一言!文章の流れまで見てくれ、より良い表現を提案してくれました。
ただし、理屈に無理がある部分や、主張が一貫していない部分は、スルーされてしまいました。これはなぜかというと、Grammalyは内容を見ているわけではなく、文そのものを見ているからです。よって、上手な文章を書くための添削はできますが、内容が理論的に合っているか、話の筋が通っているかなどは確認することができないのです。
3.Chat GPT 3.5の場合
それでは、期待を持って、Chat GPT 3.5に行ってみましょう。
Chat GPTにはこのように質問をなげかけました。
********************
あなたは英語の先生です。生徒に対して、以下の問題を出しました。
問題:
「春夏秋冬の4つの季節の中で、どの季節が一番好きですか。理由を2つ含めて、自分の意見を70単語以内で書きなさい。」
それに対し、生徒は以下の文を書いてきました。
“I like springe the best. I have two reason. First, I can a lot of flowers here and there. They are beutiful. Second, I can eat ice cream in springe. Ice cream is delicious. But I also like summer, because I can swim in summer. Therefore, I like springe the best.”
この文を添削してください。
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それに対しての答えはこの通りでした。
なんとすばらしい!スペルミス、文法ミスだけでなく、主張の一貫性がない点まで指摘してくれました。しかし、修正後の文章ですと、32単語で少し短すぎますね。そこで、
「修正後の文章だと、32単語で少し短すぎます。70単語程度にするために、少し内容を膨らませて生徒に提案してくれませんか?」
と再度問いかけたところ、驚愕の答えが!
完璧すぎませんか?内容を上手に膨らませてくれ、さらに、春との関連が弱いice creamのくだりを、「春の温かい日差しの中でいろんな味のアイスクリームを食べるのが好きだ」と、しっかり春に関連付けてきました。おみごとです。
<結果:一番使い勝手の良いツールは?>
それでは検証の結果を発表します!
英会話講師として、英会話講師として、私が生徒さんに一番使い勝手の良いツールとしておすすめするのは、断然Chat GPTです。
2023年4月現在は、Chat GPT 3.5が無料で利用できるので、ありがたいですね。ただし、今回の検証結果はこのような形で出ましたが、Chat GPTは癖があるため、聞き方のコツをつかんでいないと、こちらが求めているものを答えてくれるとは限りません。聞き方のコツを知りたい方は、おそらくすでの多くの方がサイトに書いていらっしゃると思いますので、「Chat GPT」「プロンプト」で調べてみてください。いろんなコツを知ることができると思います。
また、Grammarlyが使えないかというと、そういうわけでもなく、Chat GPTよりもGrammarlyの方が上手く校正してくれる時があるのも事実です。私は英会話講師として生徒さんたちの作文や論文を添削することがありますが、その際にはChat GPTにかけた後に、Grammarlyを使っています。英語表現としては、Grammarlyの方が気に入ることが多いからです。
とは言え、生徒さんがどれかひとつ選ぶとしたら、やはりChat GPTをおすすめします。
それでは、今回の記事がみなさまの役に立ちますように。
See you !
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